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戦国IXAというブラゲについて


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会社の上司がやっていて、他に特にプライベートな接点が無かったことから共通の話題作りのために始めた「戦国IXA」というブラウザゲームがある。

戦国IXAは、ドラクエやファイナルファンタジーのシリーズで有名なスクエニが運営している。

「1日5分のログインで無料で楽しめる」という触れ込みで、隙間時間を埋めるにはちょうどいいというスタートだったが、今ではどっぷりハマってしまった。

半年ごとに一部データを除いてリセットされるゲームなのだが、1期のラストあたりから始めてもう2年近く続けてやっている。

「村ゲー(内政)」であり、「戦国シミュゲー(合戦)」であり、「カードコレクトゲー(くじ・取引・合成)」である。

それ以上に、プレイヤー同士が同盟を組んで交流する「ソーシャルゲーム」としての意味合いが一番このゲームから離れられない要因となっている。

ゲーム内に掲示板や書状(メール)、チャット機能が実装されているのだが、同一画面上での操作性に乏しいため、やりとりはほぼ別窓で開いた「かにチャット」で行われている。

孤独を埋めるビジネスとして成功しているゲームといえるし、合戦で上位にランクインしたり攻撃時に発動され表示されるスキルを自慢したりするような自尊心を満たすためのゲームとして成功している。

特に後者は課金を促すものであり、プレイヤーによっては何百万円もこのゲームにつぎ込んでいる。一千万以上費やしているプレイヤーも中にはいるかもしれない。

えげつないのは、他のゲームでは「ガチャ」に相当する「戦国くじ」が、1回引くのに300円・600円かかることだ。

ゲーム内通貨は1円=「金」1で、金300や金600でそれぞれ引けるカードの種類やレアカードを引き当てる確率が異なる。

ゲーム内通貨にはゲームをしている中で得られる「銅銭」というものも存在し、定期的に行われる合戦の報酬やイベント、カードの取引(オークション)などで獲得・消費できる。

くじにも様々な種類があり、100銅銭で引ける「白くじ」や、合戦の報酬やイベント、鯖落ちなどの「お詫び」でもらえる「火チケット」や「炎チケット」、「天下チケット」、「祭チケット」等で引ける各くじがある。

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ちなみに戦国IXAは、グリーやモバゲーの「コンプガチャ問題」を横目に、同様にコンプガチャ(絵合わせ)に相当する「カードアルバム」のコレクト報酬機能をこっそりと中止したが、射幸心をあおる部分を課金モデルとはしていないため特にビジネスとして影響は大きくなかったと思われる。

コンプ後に得られるさらなく報酬ではなく、「合成」というカードに追加する付加価値(スキル)に課金プレイヤーが奔走しているためだ。

「合成」とは、カードとカードを銅銭や金を使って合成することで、カードのランク(レベルのようなもの)を上げたり、カードが持つ「スキル」(攻撃や防御時にカードの性能をアップさせる機能で、カード1枚につき3つまでスキルを持たせられる)を追加することができる。

が、「成功率」というものが存在し、合成の成功は必ずしも保証されていない。

このゲームの真髄は「合成」にあると言っても過言ではない。というか、このゲームの存続は「合成」によってかかる課金にすべてがかかっていると言って間違いないだろう。

希少な高い性能のカードを引き当て、さらに成功率の低い希少なスキルを追加し、合戦でそのスキルが表示されることで「俺TUEEEEE」と「廃スキルSUGEEEEE」が生まれ満たされるのだ。

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「破軍星」と「騎神」というのが「廃スキル」と呼ばれ、最も希少な「天」カード同士の合成によりさらに合成成功率の低いスキルである。スキルはLv10が最大値であり、スキルレベルを10まで上げるのにも実質的に課金が必要だ。スキルのレベルが上がると発動率や上昇率が上がる。

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「電光石火」は移動速度を上げるスキルであり、相手が「敵襲」に気づいてからデッキにカードにセットさせる間を与えずに相手の所領や陣を奇襲できる。よって、双方の被害兵数がゼロになっているということだ。

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カードにより保有できる兵数が決められていて、4枚で1セットとしてデッキにセットできる。兵科によって攻撃力や防御力、相性が決められていて、計算や駆け引きも要求される。

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これがデッキ画面。カードは「天」「極」「特」「上」「序」とレア度でランク分けされていて、天がレア度が高い。いろいろなデータがあるが、最もレアな天カードを引ける確率は600円の金くじで0.7〜0.8%程度であるから、天カードで強力なデッキを完成させようとすると相当な課金が必要だ。

レア度が高くなるにつれて、初期スキルの強さや、保有兵数、コストに対する保有兵数の比率(コス比)が優良なものになってくる。

戦国IXAには、名だたる戦国武将は概ね導入されている。個人的には戦国武将については教科書レベルでしか知らなかったが、例えば上杉謙信は知っていたけど長尾景虎上杉謙信だということをゲームを通じて初めて知ったといったように、知識を得られる機会も少なからずあったりする。

なので、歴史に詳しい同盟員とチャットで交流していると、「『今川義元』ってもっとレアなカードになっても良いのに、扱いひどいよね」などという話も出てきたりする。

ちなみに最近、その今川義元は強力なレアカードとして追加された。

もちろんカードの収集や育成だけでなく、「内政」で自分の領地の生産性や所領を増やしていくことや、「貢物」により同盟レベルを上げたり、「金山」の発掘で同盟に貢献することに楽しみを覚えているプレイヤーもたくさんいるだろう。

また、「秘境」に武将を探索させて資源や銅銭、レアな兵科を持ち帰る(当たる)ことに楽しみを覚えるプレイヤーもいるだろう。

あえて無課金でプレイしつつ廃課金者の城の陥落を狙う楽しみ等、プレイヤーによって楽しみ方は様々だ。「合流攻撃」によって、同盟員同士が協力して強いプレイヤーに強力な攻撃を仕掛けたり、「加勢」によって火力の高い攻撃を撃退する楽しみもある。

溶ける兵数が多くなればなるほどプレイしていて気持ちが良いので、特に多くの兵同士で攻略を狙う「盟主攻防」は、このゲームの大きな醍醐味でもある。

多くのゲームで言えることだが、ゲーム内での成果は「IN時間」によるところがおおいにある。無課金でもIN時間によって上位を狙えるし、「合戦報告書」を閲覧することによって各プレイヤーのアクティブ状況を予測できるため、強力なプレイヤーがINしていない間に拠点を攻略することも可能である。

個人的には「ピグライフ」や「拡散性ミリオンアーサー」もプレイしているのだが、基本的に「IN時間(張り付き度)」と「課金額」と「効率」によってクリアの度合いが変化する部分は共通している。

下の画像は、とある合戦の結果。

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戦功順位は35位で、

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防御ポイントと

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総合ポイントの順位は1位という戦績だった。

「戦功」、「攻撃ポイント」、「防御ポイント」、「総合ポイント」ごとにランキングがあり、各部門上位3名までが別途「終戦報告書」によって表彰され名前が載る。また、「同盟戦功」により同盟順位が決まり、順位ごとに銅銭がもらえたりもする。

ブラゲは基本的に「時間」と「お金」を犠牲にするものだ。

なので、楽しさや満足度を引き換えに得られなければ「引退」した方が良いだろう。

最後に言いたいのは、スクエニは鯖強化しろください、ということだ。重すぎだし、落ちすぎ。

同じくスクエニが運営している「拡散性ミリオンアーサー」の方は本当に無課金で楽しめるゲームなのに対して、戦国IXAは課金ありきのゲームだから鯖落ちによるプレイヤーの不満はお詫び報酬では埋めきれていない。

現在は鯖落ちに対してお詫びとして「炎チケット」がもらえるのだが、これで引けるカードというのは本当にクソみたいなカードばかりなのである。

運営側の意識を高める意味も込めて、「天下チケット」をお詫びにした方がいいのではないか。


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