昨晩、『ニートと起業家は似ている』( http://mojix.org/2012/07/06/neet-kigyou )という記事を見て、「なるほど!」と思いつつ、
「親のカネや生活保護はもらうけどパチンコ行かせろ!」
っていうニート気質の人と
「富の再配分はオレがするから自由に仕事させろ!」
っていう経営者を想像してみたら、ともにリベラルな思想という点で共通しているんだなと思いました。
努力や忍耐が美徳とされる風潮は、基本的にはもう若い世代では絶滅危惧種になっているのかもしれません。
まぁ個人的には、努力や忍耐が伴うかどうかは別として、ひとつのことを得手不得手関係なく続けていれば、それなりの成果が出せる人材にはなるとは思っていますが。
ちょっと話は飛びますが、「なぜ干支の最初がネズミ(子)なのか?」って聞かれて答えられますか?
答えは、「お釈迦様のもとへ新年の挨拶をしにきた動物の順を干支にした」ということらしいです。
その中でも牛(丑)は「牛歩」といわれる程足が遅いので、どの動物よりも先に出発して、ゴール直前まで1位だったらしいのです。
だがしかし!牛の背中に乗っていたネズミがゴール直前で飛び降りて先にゴールしてしまったため、干支の最初はネズミ、次が牛、ということなんですね。
ここに大きなヒントがあります。つまり「他人の力を利用する」のです。
これ、マンション経営そのものじゃないですか(゚ω゚)!
・自分の財産を差し出さずにマンションを買う
・それを人に貸して家賃を得る
・家賃でローンを返して完済したらニートになれる
ハイ、完璧です。
人が、特に日本人が投資や資産運用に対して物怖じしてしまうのって、
・自分に責任がかかってくるから (財産没収されるっていう勘違い?)
・自分がいろいろ時間や労力を費やさなければいけないから (すべてを自分でしなければいけないという勘違い?)
っていう思い込みのせいもあるのだと思います。
よく「株と不動産はどっちがいいのか?」とか、「不動産ってFXより儲かるの?」とか聞いちゃう人っていますけど、思い込みの前提があるがゆえに出てくる疑問です。同じカテゴリーに入れていることがそもそもの選択肢や判断を迷走させているのです。
たぶん「不動産投資」に「投資=資産を投じる」という言葉がせいでしょう。あるいは、数多ある不動産投資をいっしょくたにしてしまっているからです。
不動産投資の定義は、「利益を得る目的で不動産事業に資金を投下すること」であり、
・投資した不動産を人に貸して定期的に賃料という利益を受け取る(インカムゲイン)
・不動産を購入した金額以上で売却する(キャピタルゲイン)
という2つのどちらか、あるいは両方の目的を果たすために行うことです。
ワンルームマンションは購入の際に、不動産に「資金を投下」しなくて良いのです。
お金のやりくりって、自分の手元にあるお金だけでするわけではありませんよね?
・ローンで購入しても「所有権」は自分のものとして登記される
・人に貸して家賃を得られるという特性がある資産である
という制度や仕組みを有効活用するのがマンション経営です。税制上のメリットも同様です。
購入後は、数多ある不動産賃貸管理会社に管理を丸投げすれば、それこそ「ネズミ」のように何もせずに目的地まで近づくことができます。たまに降りて物件の賃料アップの方法を考えたり、確定申告の手続きをしたり、通帳の記帳をすれば良いだけなのです。
マンション経営における「牛」は、銀行と、銀行の決済システムと、家賃を払ってくれる入居者と、不動産会社です。
さらにもっと言えば建物の管理会社や内装業者、賃貸保証会社、セキュリティ会社、エレベータのメーカー、電力会社等、さまざまな「牛さんたち」によって、自動的にマンションを経営してくれるのです。
これって、家賃を年金として考えた時に、より有効なんですよ。
だって、高齢で働く体力や気力が無くなっても収入を生んでくれるんですから。
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