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不動産投資は誰が何の目的でするのか?


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資産形成とか資産運用って色々ありますけど、概ね「働いて稼いだお金の一部を貯めていく」、「今ある資産を運用して増やす」、「資産が減らないように守る」のどれかに分類されます。

不動産投資、とりわけワンルームマンション経営は、
■元手がいらない
■口座の中で自動出入金で運用されていく
■デフレにもインフレにも対応できる数少ない資産

といった利点があります。

元手がいらないというのは、不動産業者は提携金融機関に対して物件価格100%の金額で取引することを前提に物件価格のうちの何割かのファイナンスを付けて販売をかけます。

が、買う側は業者の内々で定めた仕切り金額までの値引きを要求して、登記費用等も含めて覚書方式の値引きをしてもらい、金利の低い金融機関でできる限り低い金額のローンを組むケースが多いようです。

または、フルローンを組んで後で現金を返す(キャッシュバック)する方式も取られます。これはカードローンなどの細かい借入れを不動産のローンにまとめてしまうことで、家計収支を改善する効果もあります。

(※銀行に対してウソをついていることになるので本当はいけませんが、まぁ暗黙の了解でやっている感じなのかな?)

家賃保証であったり、入居者がいる中古物件を購入して、家賃収入で確実にローンを返せるかたちで持てば、購入するにあたって実際に負担する金額はゼロ円となります。

自動出入金でまわる仕組みというのは、家賃は業者を通じて指定の預金口座に振り込まれ、支払いローンの引き落としも自動引き落としされます。

マンションの管理費も、固定資産税や都市計画税も自動引き落としにすれば、勝手に納付されます。

また、給与所得者等で赤字申告が可能な場合に損益通算による税金の還付もあるので、こちらも税務署から指定の口座に振り込まれます。

マンションのメンテナンスは管理会社に任せ、家賃集金は購入した不動産業者がやってくれたり、アパ●ンショップ やミ●ミニ がやってくれます。

株のデートレーダーのように、自身でやる手間が一切ないのがうまみでもありますね。集中力を要して神経を削ることもありません。

最後に、デフレにもインフレにも対応策があるということについてですが、不動産はデフレであれば低価格・低金利で購入でき、インフレであれば値上がりして売却益が出ます。

単にインフレ期に購入しさえしなければ、持ち方によって短・中・長期的なメリットを出していけるでしょう。

サラリーマンも大手企業も東京都心部の不動産を買っています。金融のプロである金融機関や保険会社、テレビ局、電力会社等も多くの不動産を保有しています。

地方居住者も、地元の不動産の他に都心の不動産を購入しています。

地方の不動産は地方の人しか購入しないのに対して、都心の不動産は全国の人、さらには一時期世界の大企業や政府系機関が争奪戦を繰り広げていました。

収益の安定性と資産価値の確実度で、他国の不動産投資や他の金融商品と比べて、保有するメリットがあったのです。

景気に連動して上がるのは株だけではありませんから、かつて「ハゲタカファンド」と呼ばれていた彼らは、日本の不動産にも積極的に触手を伸ばしていました。

金融機関の資本と入居者からの家賃収入という「他人資本」で、元手いらずの価値ある不動産を、正しい知識と確かな情報を得た上で始めるのは、賢い選択だと声を大にして言って良いでしょう(人´ω`*)


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