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金利は本当に今が低い(買うにはお得)なのか?


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お得です(キリッ

日銀の統計データ検索サイト( http://www.stat-search.boj.or.jp/# )で金利の推移が見れます。


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今の金利がどれだけ低いかおわかりいただけたでしょうか?(^m^)

グラフは1970年から、つまり40年くらいさかのぼったところから今までの推移です。

バブルの頃は高い金利でもとりあえず買っておけば、毎月のローン支払いが20万、家賃収入が10万円で持ち出しが10万円あったとしても、2,000万円で買ったマンションが3,000万円で売れたりしたわけです。

今は2,000万で買ったマンションが3,000万円で売れることはまずありませんが、毎月のローン支払いが10万円、家賃収入が10万円という感じでマンションを経営できます。

高い時に買っちゃって、そのまま持ってる人がいわゆる「バブルで不動産で失敗した人」です。金利推移と物件価格の推移はだいたい一致してます。

金利はマイナスになることはないので、「今ローンで買っておけば少なくとも損はしないでしょう」というのが一般的な考え方ではないでしょうか。現に、銀行の不動産への融資はずっと継続していますので、金融のプロの視点から判断しても、不動産は貸出先として堅実だということなのでしょう。

で、今後はどうなるのか。

ゼロ金利政策は、個人的には続行だと考えています。

理由は、長期金利を引き上げると国債(国の借金)の金利も上がることになるので、国として国際的な信用力を落としてしまうからです。最悪は財政破綻してしまいますが、そうならないように金利をゼロに近いところで抑えておく必要があるんですね。

銀行は変動金利の住宅ローンであまり稼げないので、変動より約1%高い固定金利商品をプッシュしてきますが、個人的には固定を選ぶ意味はあまりないのかなと思っています。

財政破綻して仮にハイパーインフレになれば、2,000万円で買ったマンションが20億円になる可能性だってありますし、ローンはだいたい「返済額は5年間固定」(※金利が上がった場合は返済額のうちの利息割合が増える)ですから、その間に売り切ってしまえば良いわけです。

なので、ローンを組んで持つ場合は、売りに出した際に売れる物件、つまり古い新しい関係なく人気のある「立地が良い」物件を購入することが大事なんです。

都心部のマンションをオススメしている理由のひとつです。


【オススメ本】

小泉内閣、橋下政権の経済ブレーンである高橋洋一の金融政策入門書。