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古くなったマンションの価値


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マンションの情報はたくさんありふれてますけど、何を買えばいいのかってところが判断できずになかなか始められない人が多いんじゃないでしょうか?

まー高額ですから、失敗だとか後悔をしたくないってビビりますよね。

マンション価格は土地+建物なので、どんなに古くなろうとも土地の価値がある分、絶対に価値がゼロになるってことはありません。

都心では築30年のワンルームマンションだって1,500万くらいで売ってたりします。郊外でも500〜1,000万くらい、都心まで1時間かかる埼玉の田舎なんかでも300万とかで売買されています。

つまり、35年ローンを組んだからといってローンが終わった後でも売ればそれなりにお金になるんですね。

マンションの「法的な」耐用年数は47年です。

現存しているマンションでは同潤会アパートのひとつ「上野下アパートメント」が築83年というのがあります。かなりボロボロですけど、入居希望者はまだいるそうです。

実際には、マンションがどれだけ持つかは管理次第です。

新耐震基準のマンションであればもっと維持できるものと思われます。

投資対象としてのワンルームマンションの設備的な進歩は頭打ちになりつつありますので、今の新築を買っておけば、今後供給されるマンションに引けをとらないという見方もできます。

他方、不動産は実物資産、つまり「モノ」ですので、物価が上昇する局面では古くなった不動産の価格も上昇する現象が起こります。

投資対象として、現物が存在しているというのは精神的な安心にもなります。紙切れやデータに紐付けされた資産であったり、「法人」という概念に紐付けされた株式価値と比較すると、考え方によっては安心して保有できる資産といえるのです。


【関連本】

「古くなる」ということは、言い換えればそれが「現物」として物理的に存在しているからにほかなたない。不動産資産は、実物とそこに住む人、関係する人々の間でカネが回りそれぞれが利益を得る投資、あるいは事業だ。