「危機突破内閣」と命名された第二次安倍内閣。
その顔ぶれと経歴をまとめた。
1954年9月21日東京都生まれ、58歳
1977年 成蹊大法学部卒
1979年 神戸製鋼入社
1982年 安倍晋太郎外務大臣の秘書官に就任
1993年 衆議院議員初当選
2000年 内閣官房副長官に就任
2001年 内閣官房副長官に就任
2003年 自民党幹事長に就任
2005年 内閣官房長官に就任
2006年 自民党総裁に選出、第90代内閣総理大臣に就任
2007年 自民党総裁、内閣総理大臣を辞職
2012年 自民党総裁に選出、第95代内閣総理大臣に就任←New!
副総理、財務大臣、内閣府特命担当大臣(金融、デフレ脱却、円高対策担当)
1940年9月20日福岡県生まれ、72歳
1963年 学習院大学政経学部卒
1966年 麻生産業株式会社入社
1973年 麻生セメント株式会社代表取締役に就任
1976年 モントリオール五輪にクレー射撃日本代表として出場
1979年 衆議院議員初当選
1988年 文部政務次官に就任
1996年 経済企画庁長官に就任
1999年 自民党副幹事長に就任
2001年 経済財政制作担当大臣に就任、自民党政調会長に就任
2003年 総務大臣に就任
2005年 外務大臣に就任
2007年 自民党幹事長に就任
2008年 自民党総裁に選出、第92代内閣総理大臣に就任
2012年 副総理、財務大臣、内閣府特命担当大臣(金融担当)に就任←New!
総務大臣、内閣府特命担当大臣(地方分権改革、地域活性化、道州制担当)
新藤義孝
1958年1月20日埼玉県生まれ、54歳
1980年 明治大学文学部卒業
1980年 川口市役所奉職
1991年 川口市議会議員選挙トップ当選
1996年 衆議院議員初当選
2001年 総務大臣政務官に就任
2002年 外務大臣政務官に就任
2007年 経済産業副大臣に就任
2012年 総務大臣兼内閣府特命担当大臣(地方分権改革担当)に就任←New!
1945年3月7日京都府生まれ、67歳
1972年 東京大学法学部卒業
1979年 司法試験合格
1983年 衆議院議員初当選
1988年 郵政政務次官に就任
1990年 防衛政務次官に就任
1997年 科学技術庁長官に就任
1998年 大蔵政務次官に就任
2002年 国家公安委員会委員長、産業再生機構担当大臣に就任
2003年 食品安全担当大臣、財務大臣に就任
2006年 自民党政調会長に就任
2008年 国土交通大臣に就任
2009年 自民党総裁に選出
2012年 法務大臣に就任←New!
外務大臣
1957年7月29日広島県生まれ、55歳
1982年 早稲田大学法学部卒
1982年 日本長期信用銀行入社
1987年 岸田文武衆院議員(父)の秘書となる
1993年 衆議院議員初当選
2001年 文部科学副大臣に就任
2007年 内閣府特命担当大臣(沖縄及び北方対策、国民生活、再チャレンジ、科学技術対策、規制改革担当)
2011年 自民党国対委員長に就任
2012年 外務大臣に就任←New!
1954年5月23日群馬県生まれ、58歳
1979年 早稲田大学教育学部卒
1989年 東京都議会議員初当選
1996年 衆議院議員初当選
2003年 法務大臣政務官に就任
2005年 文部科学大臣政務官に就任
2006年 内閣官房副長官に就任
2012年 文部科学大臣、内閣府特命担当大臣(教育再生)に就任←New!
1964年12月15日三重県生まれ、48歳
1987年 千葉大学法経学部卒
1987年 日本土建入社
1994年 田村元衆議院議員(伯父)の秘書となる
1996年 衆議院議員初当選
2002年 厚生労働大臣政務官に就任
2003年 文部科学大臣政務官に就任
2006年 総務副大臣に就任
2012年 厚生労働大臣に就任←New!
林芳正
1961年1月19日生まれ、51歳
1984年 東京大学法学部卒
1984年 三井物産入社
1993年 林義郎衆議院議員(父)の秘書となる
1995年 参議院議員選挙初当選
1999年 大蔵政務次官に就任
2006年 内閣府副大臣に就任
2008年 防衛大臣に就任
2009年 内閣府特命担当大臣(経済財政政策担当)に就任
2012年 農林水産大臣に就任←New!
経済産業大臣、内閣府特命担当大臣(原子力損害賠償支援機構、原子力経済被害、産業競争力担当)
茂木敏充
1955年10月7日栃木県生まれ、57歳
1978年 東京大学経済学部卒
1978年 丸紅入社
1993年 衆議院議員選挙初当選
1999年 通商産業政務次官に就任
2002年 外務副大臣に就任
2003年 内閣府特命担当大臣(沖縄及び北方対策担当、個人情報保護担当、科学技術政策担当)に就任
2008年 内閣府特命担当大臣(金融担当)に就任
2011年 自民党政調会長に就任
2012年 経済産業大臣に就任←New!
1945年10月6日愛知県生まれ、67歳
1968年 京都大学工学部卒
1971年 公明党機関紙局に就職
1993年 衆議院議員選挙初当選
2005年 公明党代表に就任
2012年 国土交通大臣に就任←New!
環境大臣、内閣府特命担当大臣(原子力防災担当)
1957年4月19日神奈川県生まれ、55歳
1981年 慶応義塾大学文学部卒業
1981年 日本テレビ入社
1990年 衆議院議員選挙初当選
1996年 通商産業政務次官に就任
2001年 内閣府特命担当大臣(行政改革担当、規制改革担当)に主任
2004年 国土交通大臣に就任
2006年 自民党幹事長代理に就任
2007年 自民党政調会長に就任
2010年 自民党幹事長に就任
2012年 環境大臣、内閣府特命担当大臣(原子力防災担当)に就任←New!
小野寺五典
1960年5月5日宮城県生まれ、52歳
1983年 東京水産大学水産学部卒
1983年 宮城県庁に奉職
1993年 東北福祉大専任講師に就任
1997年 衆議院議員補欠選挙で初当選(が、公選法違反で辞職)
2003年 衆議院議員選挙当選
2005年 外務副大臣に就任
2012年 防衛大臣に就任←New!
官房長官、内閣府特命担当大臣(安全保障強化担当)
菅義偉
1948年12月6日生まれ、64歳
1987年 横浜市議会議員選挙初当選
1996年 衆議院議員選挙初当選
2006年 総務大臣、内閣府特命担当大臣(郵政民営化担当)に就任
2012年 官房長官、内閣府特命担当大臣(安全保障強化担当)に就任←New!
1951年3月7日福島県生まれ、61歳
1974年 東京大学経済学部卒
1974年 建設省に奉職
1993年 衆議院議員選挙初当選
2002年 内閣総理大臣補佐官
2012年 内閣府特命担当大臣(復興担当、福島原発事故再生担当)に就任←New!
国家公安委員長、内閣府特命担当大臣(拉致、国土強靭化、防災担当)
1952年11月1日東京都生まれ、60歳
1976年 成蹊大学経済学部卒
1976年 大正会場火災保険(現三井住友海上火災保険)入社
1984年 安倍晋太郎衆議院議員の秘書となる
1985年 古谷亨衆議院議員の秘書となる
1980年 衆議院選挙初当選
1995年 法務政務次官に就任
1998年 自民党政調副会長に就任
2000年 自民党国対副委員長に就任
2001年 経済産業副大臣に就任
2003年 自民党副幹事長に就任
2012年 国家公安委員長、内閣府特命担当大臣(拉致、国土強靭化、防災担当)←New!
内閣府特命担当大臣(沖縄・北方対策、科学技術政策、宇宙政策、情報通信技術担当)
山本一太
1958年1月24日群馬県生まれ、54歳
1982年 中央大学法学部卒
1985年 朝日新聞入社
1995年 山本富雄参議院議員(父)の秘書となる
1995年 参議院議員選挙初当選
1999年 外務政務次官に就任
2007年 外務副大臣に就任
2012年 内閣府特命担当大臣(沖縄・北方対策担当、科学技術政策担当)に就任←New!
内閣府特命担当大臣(少子化、消費者担当)
森雅子
1964年8月22日福島県生まれ、48歳
1986年 東北大学法学部卒
1992年 司法試験合格
2007年 参議院議員選挙初当選
2012年 内閣府特命担当大臣(少子化担当、消費者担当)に就任←New!
内閣府特命担当大臣(行政改革、公務員制度改革、規制改革、再チャレンジ、クールジャパン戦略担当)
1959年2月20日福井県生まれ、53歳
1981年 早稲田大学法学部卒
1982年 司法試験合格
2005年 衆議院議員選挙初当選
2012年 内閣府特命担当大臣(行政改革担当、公務員制度改革担当、規制改革担当、再チャレンジ担当、クールジャパン戦略担当)に就任←New!
内閣府特命担当大臣(経済再生、社会保障・税一体改革、経済財政担当)
1949年8月27日神奈川県生まれ、63歳
1972年 慶応義塾大学法学部卒
1972年 ソニー入社
1974年 甘利正衆議院議員(父)の秘書となる
1983年 衆議院議員選挙初当選
1998年 労働大臣に就任
2005年 自民党政調会長に就任
2006年 経済産業大臣に就任
2008年 内閣府特命担当大臣(規制改革担当)に就任
2012年 内閣府特命担当大臣(経済再生、社会保障・税一体改革、経済財政担当)に就任←New!
国務大臣に女性2人の起用、さらに自民党三役(石破茂幹事長、野田聖子総務会長、高市早苗政調会長)にも2人の女性を起用しているのが特徴的だ。
また、第一次安倍内閣発足を後押しした面々が入閣している一方で、安倍の保守的な印象をリベラルな谷垣の入閣で調和を図るといった起用が印象的である。
民主党が政治主導できなかった政権だったことを払拭するよう、各面々が政策に精通しているため官僚に対して主導的になれる(本来なれるのが当たり前なのだが・・・)
福島県出身議員が比較的多いような気もする。また、伸晃の入閣は慎太郎の口撃封じの意味も多少込められているかもしれない。
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