読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

いろいろな「はてな」に触れるブログ

基本的には自分用メモの公開版です。オピニオンも書いていくかも。

政党助成金と銅銭のひとり当たりの分け前

政治 戦国IXA ゲーム 時事ネタ 歴史

このエントリーをはてなブックマークに追加

戦国IXAの序盤の合戦では、ソロで戦功上位になれるプレイヤーは同盟に属さず単独、あすいは数人単位の同盟を結成し上位に食い込み、ひとり当たりの銅銭報酬を多く獲得する傾向がある。

 

他方、著名で選挙も強い政治家は、単独で、あるいは少人数で新党を立ち上げ選挙戦を勝ち抜いていく。

 

あるイシューのもとに同志が集う新党もあるが、そうでない場合もある。もっともらしい政策や政治信条を掲げて、その実は政治屋家業で富をわがものにしている疑念は拭いされない。

 

政党助成金政党交付金」がキーワードだ。

 

 総務省 政党助成関連資料

 http://www.soumu.go.jp/senkyo/seiji_s/data_seitou/index.html

 

政党助成金は、政党の活動を助成する目的で国庫から交付される資金であり、政党助成法に基づいて下記の要件を満たした政党に交付される。

 

 ・国会議員が5人以上属する政党または政治団体

 ・国政選所での得票率が2%以上

 

なお、政党が政党要件を満たさなくなっても政治団体として存続する場合には、政党であった期間に応じて特定交付金が交付される。出元は税金のため、国民は支持政党以外の政党へも資金を提供しているのが実情であり、問題点とされている。

 

分配方法は交付金総額を「議員数割」と「得票数割」で1/2ずつ分けた上で下記の内訳で分配される。

 

 ・議員数割

  対象政党に所属する衆参両院議員の数を議員総数で割った割合に

  議員数割の総額を乗じて算定する

 ・得票数割

  得票数割総額に下記割合で分け得票率の乗じて算定する

   4分の1を、前回の衆議院総選挙の小選挙区での得票

   4分の1を、前回の衆議院総選挙の比例区での得票

   8分の1を、前回の参議院通常選挙の選挙区での得票

   8分の1を、前回の参議院通常選挙の比例区での得票

   8分の1を、前々回の参議院通常選挙の選挙区での得票

   8分の1を、前々回の参議院通常選挙の比例区での得票

 

政党助成金とは、いわば議員の既得権益の「分け前」であり、その額は下記のとおりだ。

 

 2012年各党政党助成金額(総額約320億円)

 民主党:165億430万円

 ・自民党:101億5,400万円

 ・公明党:22億7,917万円

 ・みんなの党:11億1,830万円

 ・社民党:7億6,370万円

 ・国民新党:4億4,254万円

 ・新党きづな:2億759万円

 ・たちあがれ日本:1億7,378万円

 ・新党日本:1億3,602万円

 ・新党改革:1億1,961万円

 ・新党大地・真民主:1億1,533万円

 

これらは人件費、事務所費、光熱費や水道料金、備品消耗品費、組織運営費、選挙活動費、出版・宣伝事業費、パーティー費用、研究調査費、寄付金等に充てられるが、使徒については制限が設けられていない。つまり、高級ホテルへの宿泊や高級料亭での食事も可能だ。使徒報告はされているので、体裁さえ整えれば税金でぜいたくができるというわけだ。

 

1人の議員で構成される政治団体の場合は、雑用で雇っている人員は別として1人で億を超える金額を議員報酬とは別に使えることになる上に、使い切らない場合は返納となるため余程ジャブジャブ使わないと追いつかないという面もある。また、献金禁止を目指すため設けられた政党助成金だが、企業献金や団体献金は残っているため、さらに余剰に政治家のもとにはお金が流れ込んでくる。

 

そして受け取っている政党・政治団体のほとんどが返納していないのが現実であり、繰越という名の“貯金”までしているのだ。

 

 政党交付金使途等報告書

 平成24年 9月28日公表(平成23年分 定期公表)

 http://www.soumu.go.jp/senkyo/seiji_s/seijishikin/reports/KF20120928.html

 

 政治資金収支報告書

 平成24年11月30日公表(平成23年分 定期公表)

 http://www.soumu.go.jp/senkyo/seiji_s/seijishikin/reports/SF20121130.html

 

党の資金繰りで節約ができずに、国家財政の立て直しができるはずがない。見栄えのよい政策を並べて議席を獲得できれば、政治家たちは私腹を肥やせるのである。

 

余談であるが、日本共産党政党助成金創設以来一貫して受け取りを拒否している。来るべき共産主義の潮流がきたら一気に第一党に踊り出るための布石かもしれないが、小泉が20年前から郵政民営化を唱えていたという積み重ねの説得力は“まさか”を現実のものとするかもしれない。

 

ちなみに選挙のマッチングサイトが最近注目を浴びているが、橋下が言っているとおり「実現できるかどうか」が重要なわけで、第三極に魅力ある政策が転がっていたとしても絵に描いた餅に終わる可能性を考えた上で投票先を選ぶことが賢明だ。

 

野田が第三極に統合の時間を与えなかった時点で、衆院選の結果は多くの人が予測できただろう。あの解散は、戦国IXAで言えば10合流の負けの被害数を減らすために合流起点のひとつに特攻し蹴散らしたようなものだ。

 

戦国IXA序盤におけるソロ活動と獲得銅銭、現実の政治における少数政党と政党助成金。大同盟で1位になり得られる多額の報酬もひとり頭では数千銅銭だが、1人で3位以内に入れれば10万銅銭をひとり占めできる。

 

政治家へばらまかれる既得権益とも言える分け前をひとりじめしている政党は、疑いの目を持って監視していく必要がある。それが、該当政治家の清き政治活動につながることになるのだから。

 

 【“政治とカネ”を読み解く関連本】