今日は新宿御苑を散歩してきた。
新宿御苑には毎年春・秋に行っている。
今年はもっと早く行きたかったのだが、なかなか天気と都合の良い日がなく(そもそも天気が良い日があったかな?)、いいかげん紅葉も散ってしまうので、こんな曇り空で雨も落ちてきそうな日だったけど12月に入る前の最後のウィークデーで強行した次第だ。
帰宅後に確認すると写真を258枚も撮っていた。すべてiPhine4で撮影したもので、こんな曇り空だと空を背景にしたアングルのショットはほぼ白飛びするのですごく撮りづらかった。そして、総じて良い写真は撮れなかった。
「iPhoneでも綺麗な写真を」が信条なので、ちょっと残念だ。クソみたいな写真で見苦しいだろうけど、秋色だけでも感じられるだろうと思うので載せていく。
基本的に白飛び防止のために画面は暗めの露出であえて撮影している。暗めで撮ったのはフォトショ加工の選択肢も考えてのことだったけど、作りこむのも面倒くさいのでそのまま載せることにした。
というか、加工しないということはサイズがでかすぎて課金しないとダメということ・・・しかたなくポチ。
旧新宿門。自宅から最も近い位置にある門だが、ここには入場口が無いので新宿門か大木戸門まで回らないといけないのが面倒くさい。
ここはまだ入場していない場所だけど、十分秋を感じられる。
新宿門。新宿駅や新宿三丁目駅からアクセスしてくる人が多いと思うが、ここがメインゲートと言っていいだろう。
入場のためには入場券を券売機で購入して自動改札を通る。駅で切符を購入し改札に通すのと同じ要領だ。
桜の見頃の頃などはものすごい人でごった返し、券売機にも行列ができるため、あらかじめ入場システムを知っておいて現地でオロオロしないようにしたい。
ソメイヨシノにきのこが生えてた。
八手の一種かな・・・(全然詳しくない)
日本人は絵を描いてる人が多くて、外国人観光客は写真撮ってる人が多い傾向があるかな。
すっかり秋色。人が少ないと落ち着くね。
御苑内の「母と子の森」というエリア。敷地内では比較的野生に近い状態になっていて、季節によって様々な顔を見せてくれる場所だ。
空が映る写真はほとんどがどんよりしていて、ほとんど載せるに堪えないものばかりになってしまった。
空はこんな状態・・・
庭園部分から旧御凉亭の手前まで。iPhoneは赤~ピンク系の色にはすごく弱いけど黄色は映える。
旧御凉亭。「涼」ではなく「凉」である。当時の皇太子(昭和天皇)のご成婚を記念し、台湾在住有志が造営・献上した建物だ。設計は台湾総督府の建築家であった森山松之助によるもの。
幹の形おかしい・・・
親の趣味で変な髪型にされちゃった子どもみたいなかわいさを感じた。
フランス式整形庭園のプラタナス並木。
フランス式整形庭園のバラ花壇。白いバラは「ラ パロマ」、黄色いバラは「ゴールドクベレ」というらしい。
ここまでで秋の新宿御苑は終了。
ここからは、新宿御苑内でリニューアルオープンした温室。
冬に行くとメガネの人は温度差・湿度差で曇るので注意!
温室外観。階段に芝が貼ってあってこだわりが伝わってくる。周辺の芝が貼りたてで貼った感丸出しなのは今だけかも。
温室内部。入った瞬間メガネが曇る・・・
かなりおしゃれな設計になっていて、壁も金網内に石が敷き詰められているという斬新なデザインだ。
接写向きでないiPhoneだけど、葉っぱが大きすぎるから接写しているように見える。実際はそれほど近づいてない。
バナナって上向きに実るんだな・・・知らなかった。
順路は立体交差になっていて、通ってきた道の植物を上から見下ろすことができる。滝があったり色とりどりの植物を観察できるので小さい子どもは喜びそうだ。植物の管理状態がかなり良いので、リアルな自然とは違うかもしれないけど造園クラスタや植物ヲタにとってもたまらない空間だと思う。
新宿御苑の温室のはじまりは、1875年にまでさかのぼる。1871年に青山試験場に立てられた温室と並び、日本最古の温室と位置づけられている。当時は内務省所管の農業試験場で、国の農業技術向上の取り組みや西洋の近代農業技術の研究が行われていた。1879年に宮内省に所管を移し、皇室苑地として運営されるようになった。
敷地内には多数トイレがあるが、温室内のトイレが一番綺麗だ。
そもそも新宿御苑はそこいらの公園のように遊具で遊んだり、花見をするにもお酒を持ち込むことが禁止されているため、基本的に長居する場所ではないけれど。
私はたいてい新宿門から反時計回りに森を抜けて日本庭園から旧御凉亭を通り池沿いに中の池、下の池をぐるっと回ってフランス式整形庭園を抜けて玉藻池わきを通って大木戸門から出るルートで新宿御苑を回ることにしている。
ということで、大木戸門。
ちょっとどよ~んとした雰囲気の写真ばかりになってしまったので、来春は桜をバッチリ撮りたいな。
【新宿御苑ガイド】